給付金請求について

母子感染B型肝炎に感染した人は国から給付金を受け取ることができます。ただし、これは過去のある期間内に集団予防接種を受けて感染した人やそこから母子感染してしまった人を対象としています。法律によって要件が定められており、それを満たしている人だけが国に対してB型肝炎の給付金を請求することができるのです。これはB型肝炎特別措置法によって定められていることです。こちらの法律には期限があるため、対象者の方はできるだけ早く訴訟のための準備をするべきでしょう。

国から給付金を受け取るためには国に訴訟をして、裁判を通して和解するという流れとなっています。そのため簡単に申請をすればすぐにお金を受け取れるというわけではないのです。B型肝炎の感染者すべてに給付金が支給されるわけではなくて、あくまでも国の落ち度として感染してしまった方に対する給付金となっています。特に母子感染した方が多いため、そのような方は給付金を申請しましょう。本人が気がついていないけれども母子感染しているというケースはあります。そのため、気になる方は検査を受けましょう。

給付金は遺族の方も対象となっています。詳しいことについては弁護士に相談をすると教えてくれるでしょう。

母子感染とは

B型肝炎の感染経路の一つとして母子感染があります。これは出産時に感染してしまうのです。今では母子感染防止策がとられているのですが、かつてはそのような対策をしなかったために多くの感染者が出てしまったのです。出産をするときには産道を通るのですが、その際に血液を介して赤ちゃんがウイルスに感染してしまいます。

子供乳幼児というのは免疫機能がまだまだ未熟です。そのため、ウイルスに感染してしまったとしても、それが異物であると認識しません。また、仮に認識できたとしてもウイルスを排除するための能力が弱いためにB型肝炎ウイルスがすみついてしまうのです。そのため、母子感染した結果として、子供は無症候性キャリアとなってしまいます。それが思春期から30歳ごろになるとウイルスを免疫機能が排除しようとするのですが、それによって幹細胞まで攻撃してしまいます。これによって肝炎になってしまうのです。感染者の1割は慢性肝炎になるとされており、全体の1%程度の人達は肝硬変や肝がんになってしまうとされています

今では新しい母子感染はほとんど起きていないのですが、水平感染による感染は今でも存在しており、それが増えていることが問題視されているのです。

母子感染するB型肝炎

注射ウイルスというのはとても恐ろしいものです。感染力が高く、次から次へと感染が広がっていきます。主に垂直感染と水平感染という経路が存在しています。たとえばB型肝炎ウイルスというウイルスが日本で多くの方に感染が広まってしまった歴史があります。これは集団予防接種の際に同じ注射器を使いまわしてしまったことによります。これは完全に国のミスであり、そのため給付金を支給するための法律が制定されました。注射器の使い回しのような感染経路は水平感染と呼ばれています。

一方、垂直感染の例として母子感染があります。こちらは母から子へとウイルスが受け継がれてしまうというものです。集団感染によって知らないうちにB型肝炎のキャリアとなっていた方が、そのまま結婚をして子供を産んだ結果として、子供にまでB型肝炎が伝わってしまったのです。母子感染する病気だからこそB型肝炎ウイルスというのは怖い病気であり、被害がどんどん広まってしまったのです。

こちらでは母子感染するB型肝炎について説明します。母子感染とはそもそもどういったものなのか、また、B型肝炎の給付金についても取り上げています。今でも多くの方が苦しんでおり、給付金を請求できる権利を持っている人がたくさんいるのがB型肝炎です。そんなB型肝炎についての理解を深めましょう。今では感染者は減っているのですが、新しい経路として性的接触で感染する方も増えています。B型肝炎というのは過去のウイルスではなく、きちんとした知識を持っておくべきでしょう。