母子感染とは

B型肝炎の感染経路の一つとして母子感染があります。これは出産時に感染してしまうのです。今では母子感染防止策がとられているのですが、かつてはそのような対策をしなかったために多くの感染者が出てしまったのです。出産をするときには産道を通るのですが、その際に血液を介して赤ちゃんがウイルスに感染してしまいます。

子供乳幼児というのは免疫機能がまだまだ未熟です。そのため、ウイルスに感染してしまったとしても、それが異物であると認識しません。また、仮に認識できたとしてもウイルスを排除するための能力が弱いためにB型肝炎ウイルスがすみついてしまうのです。そのため、母子感染した結果として、子供は無症候性キャリアとなってしまいます。それが思春期から30歳ごろになるとウイルスを免疫機能が排除しようとするのですが、それによって幹細胞まで攻撃してしまいます。これによって肝炎になってしまうのです。感染者の1割は慢性肝炎になるとされており、全体の1%程度の人達は肝硬変や肝がんになってしまうとされています

今では新しい母子感染はほとんど起きていないのですが、水平感染による感染は今でも存在しており、それが増えていることが問題視されているのです。